ホームページの改善に際して、一番最初にやるべきことは決まっています。
しかし実際の現場では、どこをどう改善するかを何となく決めている場合が多いのではないでしょうか。
そのように、あまり考えずに改善を行なった場合、成果の向上は起きず、ときにはかえって成果が悪化することになります。
正確に言えば、それは「改善」ではなく、単なる「変更」です。
では、ホームページを改善する際に、一番最初にやるべきことはいったい何でしょうか?

 

ホームページの改善で一番最初にやるべきこと

仕事などでも、基本的なことが意外と忘れられていることは、よくあることです。
ホームページの改善で一番最初にやるべきことは何かといえば、「問題の原因をつかむこと」です。
これは、ホームページに限らず、何かを改善しよう、あるいは良くしようというとき、幅広く当てはまります。

例えば、お医者さんの場合です。
薬を与えたり、手術をしたりという何らかの処置をする前に、まず診察や検査をして、病気の原因をはっきりさせます。
この順番が逆のことはありません。
診察や検査で原因を把握せず、間違った判断で薬を出したり、手術をしたら、大変なことになります。

あるいはビジネスの場合も同様です。
企業の問題を解決したり、業績を改善したりする仕事に、経営コンサルティングがあります。
コンサルティングで一番重要な仕事は、問題の真の原因を見つけ出すことです。
世界的に有名な経営コンサルタントの大前研一さんは、様々な問題を生じさせている本質的な問題を見つけることは、コンサルティングの6割を占めると、著書「実戦!問題解決法」の中で述べています。
様々な問題を生じさせている本質的な問題とは、ここでいう真の原因のことになります。

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ホームページの改善は、問題解決と同じ

実際、ホームページの改善とは、問題解決そのものです。
問題を解決するためには、原因が明確になって、初めて解決策が見えるのです。
ホームページに関して言えば、問題の原因によっては、簡単な対策で解決できる場合もあります。
例えば、商品やサービスを説明しているページへの誘導が悪いせいで問合せや注文が少ない場合、リンクを増やしたり、誘導する文章を追加するといった対策で、成果を大幅に改善できることもあります。
その程度の作業であれば、1時間で済む場合もあり、ほとんど費用もかかりません。

逆に、方向違いの努力は、何も生み出してくれません。
時々、リニューアル直後のホームページの成果が悪くなったという相談を受けますが、そういう場合は間違いなく、問題の解決にならないリニューアルを行なったことが原因です。
変更を加える前に、何が原因で問題を引き起こしているのかを考えずにリニューアルや部分改善を行なってしまうと、問題が解決しなことになりがちです。

実際には、ホームページの場合、何となくホームページを漠然としたものとしてとらえている方が多く、具体的にどこが悪いからどう変えて成果を改善するんだという明確な意図を持って改善する人が少ないようです。
しかし、問題の原因が明確でなければ、正しい解決策を考えることはできません。
少なくとも、そういう認識があれば、無意味なリニューアルや変更はしなくてすみます。
ネット上にも、無料でコンサルタントがホームページを診断してくれるサービスがたくさんありますので、そういう診断サービスを参考にされるのも良いかもしれません。

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