あなたがホームページの集客に取り組んでいるのに集客できないとしたら、やり方に何か問題があります。がんばっても集客できない人の原因を3つのタイプに分け原因を明確にし、タイプ別に具体的な対策を解説します。

がんばっても集客できない人には、3つのタイプがある

ホームページに関する悩みで一番多いものは、集客に関する悩みです。
お客様からの問い合わせや購入を増やしたいと思うと、まずは会社やお店のホームページへの集客アップを考えるでしょう。
そのため、集客への取り組みを熱心に実践する人は多いのですが、戦略がなかったり、サイト設計という考えがないと、多くの人ががんばっても集客できないという状況に陥ります。

熱心な取り組みを実践しているのに集客できない方を見ると、大きく3つのタイプに分けられます。
そして、タイプごとに、集客できない原因と解決策が異なります。

一つ目は、SEO超重視タイプ

一つ目のタイプは、ブログなどでコンテンツを増やすのでなく、グーグルやヤフーなどの検索エンジンから重客を獲得しようと、もっぱらSEO対策にがんばっている人です。
SEO対策の効果は最近は大きく下がり、取り組みの内容も大きく変わっているのですが、このタイプの人は知識がアップデートされてなく、古いやり方に未だに注力しています。

二つ目は、似通ったコンテンツタイプ

二つ目のタイプは、集客のために、テーマをご自分のビジネスに絞って、たくさんブログ等でコンテンツを書いている人です。
集客の取り組みとしては一番適切なのですが、それでも大事なポイントを外すと失敗してしまいます。

三つ目は、幅広いコンテンツタイプ

三つ目のタイプは、集客のために、特にご自分のビジネスに関する話題にこだわらず、幅広いテーマでコンテンツを書いている人です。
このタイプのWEBサイトは、訪問数はたくさんあります。
書かれているテーマがビジネス以外が多いため、いろいろな人がホームページを訪問します。
しかし、集客を「お客様を集めること」と考えると、お客でない人ばかり集めている状態なので、やはり集客に失敗していると言っていいでしょう。

また、もしサイト内ブログでなく無料ブログを使って集客に取り組んでいる場合は別な原因になりますので、「無料ブログからホームページへ集客できるか」をお読みください。

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がんばっても集客できない人のタイプ別理由

この3つのタイプごとに、集客できない理由は異なります。

SEO超重視タイプの人の集客できない理由

一つ目のタイプのコンテンツを増やさずにSEO対策を熱心に実践している人の場合、SEO対策の効果が下がっていることが、集客できない大きな理由です。
ここ数年、グーグルのアルゴリズムが大きく変化したため、今まで検索上位にあったページが大きく下がるということが多発しています。

グーグルの基本的な考え方は、検索ユーザーの役に立つページを上位に表示するという考えで、これは一貫したものです。
役に立たないページばかり上位に表示されると、検索ユーザーがグーグルから離れ、グーグルのリスティング広告売上が無くなってしまいます。
そのため、グーグルのビジネスを考えても、この方針が変わることはありません。
内容が良くないページを、外部のテクニカルな対策で検索順位を操作されることを、グーグルは嫌っているのです。

似通ったコンテンツタイプの人の集客できない理由

二つ目のタイプの、ビジネスに合った話題でコンテンツをがんばって増やしている人の場合、見込み客の集客を着実に増やす可能性が高い人です。
このような取り組みを行なっているにも関わらず集客できない場合、書いてある内容が似通っていることが集客できない理由です。

書いているコンテンツの内容が、ページごとに違った切り口であれば、ページごとに新しい様々な言葉が追加され、少なくともいろいろなキーワードでの集客(ロングテールキーワードでの集客)が増えます。
そして、そういうった情報が充実すると、ビッグキーワードの検索順位を押し上げることになります。
そうなっていないとすれば、ページの内容が似通っているためです。
そのため、組み合わせキーワードのバリエーションがあまり増えず、ロングテールの集客効果も出ません。

幅広いコンテンツタイプの人の集客できない理由

三つ目のタイプの、ビジネスに拘らないテーマでコンテンツを増やしている人は、ホームページへの訪問数は非常に多いと思います。
テーマが幅広いほど、多くの訪問を獲得できます。
しかしこのタイプの一番の問題は、見込み客を集客できていないことです。
お客さん以外を、一生懸命集客してることになります。

また、テーマがビジネス以外のページが多いと、ホームページのSEOの面で、マイナスの影響が出てきます。
例えば、美容室のサイトで、オーナーが猫好きで、スタッフブログに猫に関する話題ばかりを書いているとします。
仮に、美容室に関する情報が書かれたページが6ページあり、猫について書かれたブログのページが60ページあるとします。
すると、グーグルから見ると、このホームページは猫の情報が充実したホームページと評価されます。
その結果、猫に関連したキーワードの検索順位は上がりますが、美容室に関連したキーワードの検索順位にはマイナスの影響が出ます。

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コンバージョン重視のSEOキーワードの選び方
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がんばっても集客できない人のタイプ別対策

SEO超重視タイプの人向けの対策

一つ目のタイプの、コンテンツを増やさずにSEO対策を熱心に実践している人の場合、ホームページ内にブログを設けるなどして、コンテンツを充実させる取り組みを開始しましょう。
静的なWEBページをどんどん増やしても効果は変わりませんが、ブログなどのCMSを利用した方が、更新の手間がはるかに簡単に済みます。

もしWEBサイトをリニューアル制作するなら、ワードプレス(WordPress)の利用をおすすめします。
サイト内ブログが簡単に制作でき、フェイスブック(Facebook)やツィッター(Twitter)などのSNSに同時投稿できるプラグインも充実しているため、SNS向けの集客対策も手間をかけずに実行できます。
レスポンシブデザイン対応しているため、一つのホームページがPCにもスマホにもタブレットにも対応しています。

今後もグーグルは、人間と同じように検索エンジンがホームページの品質を評価ができる方向へ進んでいきます。
したがって、テクニカルなSEOの効果は、これから先もどんどん小さくなります。
代わって、コンテンツの品質の良し悪しを人間同様に評価し、検索順位が決まる時代へと向かっています。
内容重視、コンテンツ重視の時代が到来することは間違いありません。
テクニカルなSEO対策を熱心に行なっていた人は、コンテンツの作成にそのエネルギーを振り向けた方が良いでしょう。

似通ったコンテンツタイプの人向けの対策

二つ目のタイプの、ビジネスに合った話題でコンテンツをがんばって増やしている人の場合、切り口をいろいろと変えてコンテンツを書くようにしましょう。
このタイプの人の問題点はページの内容が似通ってしまうことなので、ページごとに異なる様々な切り口の内容を作成できれば、問題が解決します。

提供者目線でコンテンツを作成しても、すぐにネタが尽きると思います。
販促や営業を目的に、顧客に商品の魅力を発信しようとしても、毎回違った内容を書くことは難しいでしょう。
商品の魅力を説明するページがあることは良いのですが、集客のためには、商品に関連する知識を体系的に情報発信したり、顧客の関心や疑問に応えるページを作りましょう。

例えば、あなたがみかんを売るホームページを運営しているとします。
売っているみかんの魅力を説明しようとしても、1~2ページくらいで書く内容が尽きると思います。
そこで考えを広げて、みかん好きな人が価値を感じる情報を発信しましょう。
一つは、みかんを軸にして、体系的に内容を書くことです。

様々なみかんの品種の説明、みかんの主要産地の説明、みかんの歴史、みかんを使った料理やデザートのレシピ紹介、有名なみかん農家の紹介、海外のみかんに似たフルーツの紹介、みかんを使う行事や風習の紹介、みかんに近い柑橘類の紹介、みかんの栄養とその効果の説明など、体系的に考えると、書く内容に広がりが生まれ、どのページも似通った内容になるという問題を解決することができます。

もう一つのやり方は、徹底的に顧客目線に立って、顧客の感じる関心や疑問・悩みをテーマに記事を書くことです。
お客様が感じる関心の内容や疑問は、人それぞれに異なります。
「日本で一番美味しいみかんはどれか?」、「みかんの甘さはどれくらいか?」、「みかんの美味しい食べ方がないか?」、「白い繊維が簡単に取れるむき方は?」など、顧客の疑問や関心をテーマにすることで、ページごとに切り口の違う情報を発信することができます。

幅広いコンテンツの人向けの対策

三つ目の、ビジネスに拘らないテーマでコンテンツを増やしている人は、ビジネステーマの記事とそれ以外の記事とに分けましょう。
ビジネスに関係のないプライベートや趣味の情報は、無料ブログで発信するか、ビジネスのホームページとは別のドメインのホームページかブログで発信しましょう。

そして、ビジネスに関連のある情報発信については、ホームページ内のブログから発信するようにしましょう。
ビジネスに関連のある情報発信の具体的な取り組み方は、前記の二つ目のタイプの人と同様になります。

まとめ

がんばっても集客できないという状況は同じでも、やっている内容によって、それぞれ別々な原因が存在します。
まずは、正しい原因を理解するようにしましょう。
原因を間違って理解すると、間違った対策を実行することになります。
原因を正確に把握できると、適切な対策を立てることは簡単でしょう。

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